(「コミュニケーションの作法」の続き)
きさ:
最近の領土問題も同じ。
TV番組見てたら、脳科学者の人が言ってたよ。
「領土問題なんて、隣の国同士接してる所ではどこでもあるもの。
英仏間でも、米でもある。至る所で起きてる。
イザコザは生じるものですが、それが皆がわかる所に浮上してくるのは、
民度の問題です」って。
つる:
普通は、水面下で収まるもので、水面下で収まらないのは、民度が低いせい。
きさ:
民度に関係がある。
要するに、それもコミュニケーションやねん。
民度が低い所は、目立つイザコザがしょっちゅう起こってる。
中国であり、韓国であり、北朝鮮であるわけ。
米、英、仏、ベルギーとかはないやろ?
つる:
聞こえて来ませんね。
問題はあるけど、目立たないってこと?
きさ:
そう。
つる:
いろんなやり方で、上手いこと何とかしてる。
それはつまり、相手の言いたいこともわかるし、
こっちの言いたいことも伝えられるから・・・
きさ:
うん。少なくとも、「何か言ってはるで」っていうのがある。
だから、日本と米は領土問題がない。
日本と英にもないやろ?
つる:
ないですね。
きさ:
日本と中国にはあるね。
中国は、ベトナム、カンボジア、ネパール、チベット・・・全世界に対してあるやんか。
つる:
自分のコミュニケーション方法が相手に伝わってるかどうかの
レスポンスを気にしてないってことですか?!
きさ:
そう。自己中やねん。
つる:
ぶはっ(苦笑)
きさ:
だから、民度っていう尺度を用いるんやけどな。
中国のいろんな発表に出てくるおっちゃん・・・政府高官。
がー!って怒ってるやん。
北朝鮮のおばちゃんと同じやろ?
つる:
(苦笑)
カミナリ親父が勝つ世界なんですかね・・・
きさ:
そう!米の高官のおばちゃんは、みんなに追求されても怒ってないやん。
少なくとも、怒ったように見えないよね。
日本の補佐官も怒ってないやろ?
つる:
基本的に、怒ったらコミュニケーションが成り立たないじゃないですか。
聞く耳持たないし(溜息)
きさ:
うん。
中国はずっと怒ってるやん。
だから、怒る奴の周りに問題が起こってる。
それは、コミュニケーションの話だと思う。
個人のレベルでも、そういう人の周りに問題が起こるやろうな。
原因はそこにある。
本人がどういう性格で、どういう思考を持ってるのか。
どういう考え方をするのか、それはもういいやん。
それが問題なんじゃなくて、窓口の問題やねん。
外に対して、窓口を持っているかどうかの問題。
だから、窓口がうまいこと機能してないんやと思うな。
つる:
情報を出すところも、入れるところも、窓口。
きさ:
うん。両方。
その意味では、興味がないねん。
中国も一緒やろ?
外国のことに興味ない。韓国もそう。
問題を起こすのは、何を考えてるのかっていうのが伝わってこないっていう話。
何考えてんの?って。
つる:
伝わらない、伝えない、それが問題。
自分のことでいっぱいいっぱいの時に、主にそういう問題が起きてる気がしますね。
国レベルでも、個人レベルでも、夫婦間でも、友人間でも。
きさ:
それは、コンピューターで言ったら、暴走状態なんじゃないかな。
スイッチ押しても、マウス動かしても、反応がない。
つる:
なんか中で「がー!」となってるんだけど、何してるかは、こっちからはわからない。
きさ:
さっぱりわからん。
押してるのに反応がない。
メールの返事がないのと一緒やん。
事情がわからない。
こっちから見たら事情がわからんから、暴走と一緒。
PCがフリーズした時、すごく前向きな処理をしてるけど時間がかかってるのか、
それとも無駄な処理をいっぱいしてて反応できないだけなのか、わからん。
つる:
わかんないですねぇ(苦笑)
きさ:
コミュニケーションの話から始まってるけど、一番大きな問題は、アンカーやろうな。
アンカーを引っこ抜いて、ずらして行ってる奴らやと思う。
引きずってるから、円を描こうとしてるのに、楕円になっちゃう。
そのうち渦巻きになったりしてな(苦笑)
つる:
・・・こ、こ、ろ、あ、た、り、あ、り、マス・・・(爆苦笑)
自分のことですよ・・・(苦笑)
きさ:
そんなの力技だよ(苦笑)
つる:
アンカーと違うやん、それ重石やんっていう・・・(苦笑)
きさ:
ゲゲゲの話で言うと、いろんなことがわかってくるやんか。
そうしたら、調べなくなる人がいる。
フウチしなくなる人が。
つる:
逆じゃなくて?
きさ:
フウチする人は2種類いる。
フウチを振る人と、だんだん振らなくなる人。
それはさっき言った、外から見たら暴走してるかどうかわからん状態と一緒。
道を進もうとしてはるけど、フウチを振らなくなる。
つる:
彼ら彼女らの中で、何かが・・・
きさ:
だから、アンカーがズレてるわけ。
Ge3セミナーに来て、フウチ習ったら、「こうしたら出来るんや」ってなるやん。
フウチ出来るようになって、自分達でするようになるやろ?
そして自分達で”上”に訊いたつもりになって、作り始めたりする。
お互いのチェック機能が働いてない。
つる:
慢心に陥っちゃってる・・・
自分の得た情報に満足して、確認しない。
自分が欲しい情報だけしか欲しくないって人、いますね。
きさ:
そう。それはまるで渦巻きみたいにアンカーがズレてる。
つる:
ああ〜、ぐるぐるになりますねぇ・・・。
きさ:
「確認しなよ」って言ってるのに、確認しないわけ。
それじゃあ、いつの間にかおかしくなってても気付かないやんか。
つる:
フウチはするけど、追試をしなくなるってことですよね。
何を調べてるか、言わない。
きさ:
そう。それで、他の人の意見を聞かなくなってくる。
つる:
あらら〜・・・それだと思い込みにも気付けないですね。
上耳噺の「フウチで陥りやすい罠」で話した「自信、過信、慢心」ってやつですね。
きさ:
まさにそう。
つる:
チェック機能が働いてない・・・それってまさに窓が閉じちゃってますね。
きさ:
そうすると、ますますズレていくわな。
(終)