コミュニケーションの作法

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「コミュニケーションのお約束」の続き)

きさ:

コミュニケーションの作法は、1/5ずつ違うモンみたいよ。

つる:

1/5ということは、20%・・・いつも話してる「約2割」ってやつですか。

きさ:

それぞれの作法があるみたい。
例えば、よくあるのが、揉め事の場で笑う人。
高年齢の人達に多いけど。

つる:

笑っちゃいけない場で笑ってしまう人ですか?

きさ:

そう。
前に、拉致被害者の人達がニュースに出てたのを見てたら、お父さんが笑ってはった。

つる:

笑う状況じゃないですよね・・・困ると、笑う?

きさ:

それをするのは、なんでかある一定の年齢以上の人達みたい。
例えば、僕の親父みたいな、80代とかかな。

つる:

私は、ああいう人達は「”怖い”と笑ってしまう」パターンなのかと
思ってたんですが・・・
本人の意志と関係なく、怖いと笑ってしまうみたいな。

きさ:

そうかもしれんけど、僕はもうちょっと深刻に考えてる。
昔よく「日本人はニタニタ笑ってる」て言われてたやろ?

つる:

一昔前に「日本人は笑ってはいけない外交の場で笑う」
っていうのがありましたけど・・・

きさ:

それ!大事なとこでニタニタされたら「何考えてるかわからん」って気持ち悪いわけ。
真剣に激論してるのに、ニタ〜って笑ってる。
それは、ヤ●ザがニタ〜って笑うのとは違うんよ。

つる:

威嚇にもならないし、気持ち悪いだけで、マイナスにしかならない・・・

きさ:

うん。それは何なのか、何でそういう一団がいたのか、ちょっとわからないね。

つる:

学校とか、政治の場とか、なんかそういう特定の「場」で
それが起こるってわけでもないですね。

きさ:

世代やろうな。
コミュニケーションは、世代と物凄く関わりがあるよ。
だから、12、13歳の子のMailと、
我々のMailで齟齬が起きるのと同じ問題が、そこにもある。

モーパッサン?ドイル?劇作家の話だったかな。
誰の話だったか忘れたけど、
アメリカだったか何処だったかでの有名なやり取りがあるやん。
「?」=(売れたか?) 「!」=(めっちゃ売れてる!)
って記号だけで会話が成り立つっていう・・・

つる:

ああ〜、ありましたね。
20世紀前半の話でしたっけ?
詳細忘れちゃいましたけど、そんな逸話、ありました。

きさ:

あれは、二人で作った作法・・・書式っていうか、ルールに則ってした会話やな。

つる:

同じ作法に則ってコミュニケーションすれば、その人達の間では通じる。

きさ:

そのかわり、違う作法の人とは通じにくいわな。

「窓口を持っているか?」に続く) 

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