つる:
フウチが出来るようになると、
”上”に訊きたいことをいっぱい訊けるようになりますよね。
きさ:
エネルギーさえ足りていればね。
つる:
エネルギーが足りていると、自分の知りたいことをたくさん訊けちゃうわけですけど、
自分以外の人のことを調べたらダメなんですかね?
きさ:
基本、ダメやね。
つる:
ダメなんですか・・・。
例えば、身近な旦那さんとか、家族でも?
きさ:
うん。
つる:
きささんがよくセミナーで、
「他人の庭」っていうキーワードで話していることと、関係ありますか?
そういえば、先日りこさんのblogでもそういう記事がUPされてましたね。
(『久しぶりに「人の庭」』『「人の庭」の境界線』)
きさ:
うん。このキーワードは大事やから、しっかり覚えておいてほしいけど、
まだ上耳噺で話したことなかったっけ?
つる:
ええ、上耳噺ではまだですね。
きさ:
「他人の庭」って僕がいつも言ってるのは、「勝手に他人の庭に入ったらアカンよ」
みたいな意味のたとえ話で使うことが多いんやけど・・・
フウチで何か調べる時に関して言うなら、他人のことを調べるのはダメやね。
例え旦那であっても。
それが、他人の庭に勝手に入るってこと。
つる:
どんな親しい人でもダメなんですか?
きさ:
うん。
自分に関すること以外のこと、つまり他人のことを勝手に調べるには、
ものすごいエネルギーがいる。
どれくらいかっていうと・・・50万円くらい。
つる:
ほぎゃー!
1つの質問で、ですか?!
普通なら、3000円くらいですよね?
きさ:
そう。
つる:
じゃあ、そんなにエネルギーのない人が調べたら・・・
きさ:
まともな答えが返ってこないのと違うかな?
つる:
エネルギーが足りないから、”上”とまともに接続できない?
きさ:
うん。
つる:
じゃないと、倒れるどころじゃ済みませんよね・・・
きさ:
うん。
「他人の庭」っていうことに関して、みんな誤解しやすいみたいやけど、
「他人のお世話するのがダメ!」っていう意味じゃないよ。
ものすごく困ってる人にボランティアしたらダメっていう意味じゃない。
特に”上”に関する関係で相手に入り込むことはダメだよ、
それはやめておきなさいよっていう意味。
だから、困ってしんどい人を助けたらアカンっていう意味じゃないことを
よく覚えておいてほしいね。
つる:
じゃあ、自分の料理人Ge3値を調べるのは、あり。
一緒に住んでる人の料理人Ge3値を調べるのは、なし。・・・ですか?
きさ:
基本的には、なしやね。
つる:
もし知りたい場合はどうしましょう?
きさ:
「あんたの料理人Ge3値調べてあげようか?」って聞いて、
「うん」って相手に言わすことやな(笑)
つる:
許可をもらうんですね!
きさ:
そう。そうしたら、40万も50万もエネルギーなくならないよ。
つる:
3000円のエネルギーで済む。
きさ:
うん。
基本的に、他人のことを調べるっていうのは、黒澤映画みたいなモン。
つる:
黒澤映画?
「他人の庭」じゃなくて?
きさ:
「他人の庭」と同じ意味。
他人の庭に勝手に入って、勝手に庭の木を剪定してしまうようなモン。
その切り方が本人の好みかどうかわからないやん。
剪定して欲しいかどうかもわからないやろ?
黒澤映画でいうと、撮影してて「あの電柱邪魔やな」ってなったら、
電柱を切ってしまう。
で、撮影が終わったら元に戻さないとアカンやろ?
それと同じ。
相手が開いてないところを無理やりこじ開けて入ってしまうから、壊してしまう。
それを「ごめんやけど、直してね」って頼まないとアカン。
それにすごいエネルギーが必要なわけ。
だから、相手が「うん」って言ってくれたら、
そんなに大きなエネルギーがかからないみたい。
つる:
それくらいハードなことをしているってことなんですね・・・。
きさ:
”上”に訊くなら、自覚して訊かないとアカンね。
あと、口で話して対処できる話をわざわざ”上”に訊かないこと。
そこにいるのだから、なにも”上”を介して訊く必要がないやん。
つる:
あははは・・・確かに(苦笑)
(終)