きさ:
BBSでのKataさんの質問の件でわかったんやけど、どうもみんなに誤解があるみたい。
今日はそれについて話したいんやけど、
「Ge3値って何?」ってところから話さないとアカンかな。
BBS:ボトルネックについて。by Kata
BBS:誤解を解きたいと思うので、少し時間をください。by きさ
つる:
Ge3値とは?って尋ねられたら、
1)”上”に「○○の性能は?」と聞いた数値
2)そのモノの性能や品位を表す数値
3)最高の数値は128pで、それ以上はない
4)対数的変化をするメジャー
という感じでお答えしていますが・・・
詳しくはこちら(^^)r
▼Ge3値について
▼クラスGe3値と絶対Ge3値
▼Ge3値は対数変化をします
2013年にAというGe3値128pのモノがあったとしても、
2014年に新しく開発されたBが、Aより上の性能なら、
Aは127pに下がって、Bが128pになるっていう・・・
そういう表現をする「値」ですよね。
きさ:
そうそう。
時間が経って新しいモノが出てきたら、どんどん数字が変わっていく。
それがGe3値。
でも、それは調べててやりにくい時もあるから、絶対的評価ができるように、
「絶対Ge3値(pz)」というメジャーを作ってもらった。
つる:
絶対Ge3値には128以上があり得るんですよね。
きさ:
そう。
ただ、ここで気をつけてほしいところは、
Ge3値っていうのはそもそも「クラスGe3値」ってところ。
つる:
「クラスGe3値と絶対Ge3値」で話されていることですか?
きさ:
そう。
「絶対Ge3値」という名付けをしたことで、誤解を招いてるのかもしれないけど、
ケーブルの122pzとAMPの122pzは、同じメジャーで測ったGe3値じゃないよ。
数字は同じだけど、それぞれのカテゴリー、つまりそれぞれのクラスでの数値なわけ。
つる:
ケーブルとしてのメジャーと、AMPとしてのメジャーは違う。
きさ:
モノが違うのだから、当然違うわな。
算数の100点と国語の100点は違うけど、まだ比較できるやんか。
でも、学年が違ったらどうする?
国まで違うと、もうどうしようもないやろ?
つる:
ということは、ケーブルの中での絶対Ge3値と、AMPの絶対Ge3値は比較できない。
なのに、ケーブルの絶対Ge3値122pzは、
AMPの絶対Ge3値122pzと同じレベルにあると誤解されがち。
ということでしょうか?
きさ:
大体、そういう意味。
で、最近は「川越」って値が出てきたので、さらに話がややこしくなって、
どうにもこうにもならないようになっている感じがするね^^;
つる:
ああ、それで冒頭のような話が出てきちゃう・・・
きさ:
うん。
でも、ここでポイントなのは、ケーブルやAMP、SPや音源ソースとかは、
カテゴリーが違うといっても、技術レベルが近いみたいで、まあ似てるわけ。
つる:
似てる?
きさ:
そこまで大きく違わないってこと。
カテゴリーが似てるというか、被ってるから、
どこかGe3値が引っ込んだところがあれば、ボトルネックになるんじゃないかな?
という推測は成り立つよ。
つる:
違うカテゴリーでも、技術レベルが近ければ・・・分野が同じならってことですか。
きさ:
あくまで推測やけどな。
実際には詳細に調べてみないとよくはわからない。
例えば、僕らはAudioとかで「ウブゲが出てくる、出てこない」ラインのことを
「川越」って言ってるけど、それを閾値とするのだったら、
SPの「川越」ラインは124.9pzだけど、LANケーブルの「川越」ラインは110pzやねん。
AMPなら、CDPなら、NetAudio機器なら・・・って、全部違う。
だから、一概に「数字が同じだから」って思わないでほしい。
つる:
数字としては同じでも、メジャー(基準)が、クラス/カテゴリ/分野ごとに違う。
きさ:
そう。
Ge3値はわかりやすいと思うし、参考にしてもらうにはいいけど、
あくまで似たモノ同士の比較に利用してほしいわけ。
このメジャーの違いは、何で例えるともっとわかりやすいのかなぁ・・・
前に「120pzの小型車に乗ったけど、クラウンに乗ったら、
やっぱり乗り心地などは全然違う!」っていう話があったけど、そらそうだよ。
小型車とクラウンは、そもそもクラスが違うって話やからね。
違うクラスのモノを比べたらかわいそうだって話があったやろ?
あんな感じかなぁ・・・(苦笑)
つる:
(苦笑)
吉野杉の10kgと、藁の10kgは同じ重さ。
でも、質というか、量が全く違うでしょ。みたいな?
きさ:
うん。
他に例えると、「大金持ちGe3値」が128pあったとして、
アラブ/日本/インド/コンゴ/N.Y
それぞれ国によって全く違うでしょ!って感じかなぁ。
100万円で土地を買おうとしても、東京/岐阜/大阪/北海道
場所によって買える面積が全く異なるし、そもそも国が違えば比べようがない話やんか。
でも、土地の「食料生産性のGe3値」ってのを調べると、
我々はどれほどGe3値の低い土地に振り回されているかはわかるけどね(爆)
つる:
Ge3値というのは、
その分野のヒエラルキーの中で「どこにいるか」という指標ですかね。
きさ:
(頷)
つる:
そのGe3値が何を指しているのか、自分の中でもハッキリさせてから数字を見ないと、
ただの数字の大小に振り回されてしまいそうですね。
きさ:
そうやね。
つる:
易きに流れがちな私達ですから・・・(^△^;)アブナイ
クラスが違うとメジャー(基準)が全く異なるってこと、忘れちゃダメ!
きさ:
「川越」って閾値が一人歩きしてしまってるから、
Ge3値が「クラスごとの数値以外の何物でもない」ってことを
今まで以上に意識してほしいと思うわけやね。
(終)