(「『よいしょ』の本質とは?」の続き)
きさ:
さっきまで話してたことは、
「長いものに巻かれたほうが良いよ」っていう意味とは違うからね。
ひろ〜い意味で言えば、「長いものに巻かれろ」っていうのは、
「『よいしょ』に水を差すな」っていう意味もあるとは思うけど、
それは、ひろ〜い、いろんな方法があるエリアの中での
かなり端っこのほうの考え方だと思う。
つる:
・・・?
きさ:
つまり「流れに対して『よいしょ』する」っていう中で、
上中下があるとしたら、上か下かは知らないけど、
「長いものに巻かれろ」っていう考え方は、
かな〜り異端のところにいる考えではあるってこと。
「よいしょ」の中には入ってるかもしれないけど、
かな〜り端っこの方にある考え方なんやと思うよ。
つまり、やるべきじゃないよっていう意味。
端っこにありすぎるからね。
言ってる意味、わかる?
つる:
ストーンとは落ちてこないんですけど、でも、なぁ〜んとなくは・・・(苦笑)
きさ:
処世術のひとつではあるやろうけど、かなり端っこにある考え方で、
意味があるか?っていうと、そんなにないね。
つる:
本質のところじゃないってことですよね。
きさ:
そう。でも、そういうのが凄く役に立つ人もいるやろな。
つる:
いるんですか?
きさ:
その人は、そもそも本質のところからかなり離れた所で生きてるから、
そんなにエネルギーを貰ってない生活をしてる人なんやろうなぁ。
その人に残された方法は、長いものに巻かれろ的な方法を取ることしかない。
つる:
そういう意味で役に立つんですね。
きさ:
それしかないのだったらね。
かなり消極的で、みすぼらしい方法やと思うけどね。
本道ではないやろうな。
かといって、修行僧になれっていう訳でもない。
そういう意味では、方向はかなり違う・・・端と端って感じやろうな。
つる:
「長いものに巻かれろ」が端っこなら、反対の端っこっていう意味ですか?
今の話の「修行僧」っていうのは、世俗のお金から遠ざかってる人っていう意味?
きさ:
うん。今はお金の話をしてるからね。
お金の流れがダーーー!ってあったとしたら、
できたら真ん中を流れたほうがいいと僕は思う。
長いものに巻かれろ式は、左の端っこの方。
それから、修行僧式は右の端っこ。
どっちも真ん中じゃないよってことが言いたい。
つる:
なるほど。
できたら本質のところ・・・真ん中の方がいい?
きさ:
プラマイゼロが一番正しいかどうか、それはわからないよ。
わからないけど、「長いものに巻かれろ」も修行僧も、端っこと端っこっていう意味。
それが言いたい。
じゃあ、修行僧のほうがエネルギーをたくさん貰えるのか?っていうと・・・
それは知らない。
つる:
(苦笑)
きさ:
だからこそ、一日50キロも走るのを3000日も続けないと、
エネルギーが上がらない人達なのと違うかなぁ?
つる:
なるほど、そういうことか。
大変ですよね・・・
いや、大変どころじゃない労力が必要・・・
きさ:
うん。
だから、エネルギー水を飲むのがエネルギーが上がるの速いし、
楽やし、真ん中やと僕は思う。
つる:
確かに楽ですねぇ。
3000日も走り続けるよりはよほど(苦笑)
きさ:
なんで僕が言ってることが意味があるのか?
”上”に訊いて調べたらそうだったんやけど、それはこういう意味なのかなぁと思う。
修行僧するのは、しんどいから嫌やし、
長いモンに巻かれるのは、こっ恥ずかしくて嫌やし。
つる:
(苦笑)
きさ:
まあ、そんなような段階があるのと違うかな?
僕はどっちも同じ意味で褒めないよ。
「もったいない」って思う。
「しんどいやん!」「こっ恥ずかしい!」って思ってしまう。
わかる?
つる:
あはは、わかります(苦笑)
(「『よいしょ』を突き詰めて考えると」に続く)