きさ:
機械に対する感性を高める「匠人」の話をしてると、
「PCや車は機械ですよね」「ハサミは機械ですか?」みたいな、
「機械とは何ぞや?」っていう禅問答みたいな質問をもらうんやけど、
Ge3的には、部品点数(ノード)が多いモノほど頭(考えるところ)を持つ。
だから、電子レンジよりは車の方が頭脳明晰と言えるよ。
それとは反対に、名人の作る日本刀なんかは、部品点数(ノード)は少ないけど、
作る人の思い(ノード)が多いと言える。
そういう意味で、匠の作った道具類にも匠人は効果がある。
つる:
ノードをよりたくさん持った機械に匠人は効果があると考えていいですか?
人と機械のコミュニケーションができるようになるってことは、
「頭」があるほうがコミュニケーションしやすい?
「マイナスはたくさん寄り集まったら頭を持ち始める」って話を前にしましたよね。
それから考えると、このノード数が増えると・・・
っていうのは分かりやすいです。
きさ:
家もそう。犬小屋より、人間の住む家のほうが頭があるよ。
つる:
家>犬小屋
車>ハサミ
ですか。確かに家の方がより複雑です(笑)
きさ:
うん。
ハサミでも、職人用とか気合いを入れて作る作り方なら、頭を持つと思う。
つる:
日本刀みたいに。
きさ:
それを考えたら、コンピュータなんかみんな頭を持ってるよ。
スーパーコンピュータなんか、もう歩き出すレベル(笑)
つる:
おっきい身体ですね〜(笑)
きさ:
あいつら、夢見てるのと違うかな?
つる:
動かないけど?
きさ:
うん。
この間TVでやってたけど、「京コンピュータ前駅」っていう駅があるのね。
駅名になってるねん!
つる:
ええっ!ほんまですか?!
きさ:
ほらそこの・・・神戸の・・・
つる:
ポートライナーですか?
ええ〜っ?そんな駅ありましたっけ?
きさ:
最近できた。
神戸空港駅のすぐ手前みたいよ。
つる:
おわ〜〜〜!
かっちょいいですね〜〜〜〜!!(*´艸`)
きさ:
かっちょいいやろ?
開発・・・研究所があるのかな?
びっくりするやろ?
コンピュータの名前がついた駅名なんて、世界中見ても他にあるのかな?
つる:
おしゃれですよ!
無意味に行きたくなりますね!
今度飛行機眺めに行くついでに行こうかな(笑)
つる:
ノードとは、ネットワークを構成する一つ一つの要素。
その数が多いと頭を持つ。
パソコンでもいっぱいある方が賢いのはわかります。
でも、気合いを入れたハサミや、物凄い人が作った日本刀みたいな
作り手の「気合い」とか「物凄いところ」っていうのは、
部品数のノードに匹敵するものなんでしょうか?
きさ:
うん。一緒。同等。
つる:
物理的か、非物理的・・・つまりスピリチュアル的かどうかなだけ?
きさ:
例えば、鍛造作りってあるやんか。
刃物を作る時に、叩いて作る製法。
コッチンカン☆コッチンカン☆って叩く。
例えば「コンチクショウ☆コンチクショウ☆」って叩くとするやん?
1回叩くと1つノードが出来るねん。
それで、たくさんの人でたくさん叩くと、
「コンチクショウ☆」のノードがいーーーっぱい!できる。
すると「コンチクショウ☆の脳」ができるねん。
つる:
刀っていう脳。頭。
きさ:
そう。だから「いい刀になれ!いい刀になれ!」って思って叩いてたら、
そういうノードができて、最終的にいい刀になる。
それは物理的なノードを数で超えちゃうね。
叩いた数×質やね。
エネルギーが高い人が叩くと、一発叩いただけで百発叩いた分くらい違ったりするわけ。
思いが複雑でね。
つる:
はぁ〜、そういう違いが・・・。
研ぎ澄まされた思いを持ってそれをするかどうかですか?
それとも持っているエネルギーの強さ?
きさ:
思いの強さが思いの数になるとも言えるね。
スキンソープ・シモンで顔を洗う時に、
「綺麗になれ、綺麗になれ」って言って洗ってたら、
そういうノードが出来てくると思うなぁ。
つる:
おおおおおお・・・
きさ:
ご飯を作る時に「美味しくなあれ!」って作ったら、
ホンマに美味しくなるよっていうのも同じやね。
「家は人が住んでないとすぐガタガタになる」って、
不動産やってる人が言うけど、あれはノードだと思う。
家は大体部品点数が多いやん。
頭(心)があるけど、人が住まなかったら・・・
オーナーの為に建ってるのに、オーナーがいなかったら・・・
つる:
大事な・・・心臓部分のない身体みたいな?
きさ:
そんな感じ。だからボロボロになってしまう。
そこに借り手でもいいから入ったら喜ぶねん。
つる:
それは本当にそうですね。
不動産を持ってる人、扱ってる人の間では、有名な話じゃないですか?
きさ:
それに類することはみんな知ってるよね。
でも「なんでやろ」と思ってるだけで、その説明はない。
つる:
一週間くらい家を空けて帰ってくると、なんでかすっごい寒いですよね。
暖房入れても寒いの。
ただの温度だけの問題じゃない感じがします。
きさ:
物理的な温度とは違う何かがあるんじゃないかな?
守ってくれようとするものの体感温度みたいなものが。
雪の祠に入ったことある?
あれ、めっちゃぬくいねん!
風が入らないからとか、いろいろ物理的な理屈はつけられるけど、ホンマにぬくいで!
つる:
何かわからないぬくさがありますよね。
きさ:
うん。
何かわからないモノの呼び名はたくさんあるし、
いろんな考え方があるけど、間違いなくそこに「ある」よ。
つる:
「ある」のを認めると、いろんなことの辻褄が合いますね。
きさ:
知ってることも多いよね。
つる:
知ってること達が・・・情報と情報が繋がってないのかな?
辻褄が合わないのはそういうせいですかね?
きさ:
うん。だから今まで説明されてこなかったんだと思う。
(終)