きさ:
BBSに書かれてた「クルマに速瀬2を入れたらどうなるか」っていう燃費の話ね。
速瀬2は、ラジエーターに入れるよね。
ラジエーターって、エンジンを冷やすために付いていて、
クルマの中をグルグル回ってエンジンの中にもラジエーター液が通るようになってる。
だから、速瀬2をラジエーターの中に入れたら、
エンジンが全部速瀬2で覆われる感じになるよ。
それはオーディオでよくやってる「トルネード」という技に近いねん。
エンジン全体がエネルギーの渦の中にあるようなかたちになる。
だから、エンジンの各部品とか、中のガソリン、オイルとかも全部が良くなるねん。
それで簡単に凄い性能が得られるっていうのが、速瀬2の特徴やね。
で、燃費に効果があるかというと、あるよ。
でも”上”的には「燃費」という話題がどうも好きじゃないみたい。
大抵の場合に言われる燃費っていうのは、何か辛抱してる燃費でしょ。
本当は元気よく走れるのに、ゆっくり走らないと駄目!とかね。
技術の進歩や、人間の「走れて嬉しい」っていう感情を邪魔することが多いのよ。
極端な話ね、燃費オタクたちのサイトがあるんやけど、彼らがオフ会とかするでしょ。
その話を読んでると、後部座席を外したり、
とにかく重たいものを全部外して参加するみたいやねん。
もちろん家族も置いてくる。
家族は荷物なのかって話だよね。
何のための燃費なのかなぁと思う訳よ。
それは”上”から見ると、
技術的な進歩と違う世界を目指す人たちの集まりに見えるみたい。
だからあまりにも「燃費、燃費」って言ってくる人には、
僕も「燃費にはあまり効果ないよ」って言ってる訳やけどね。
例えば、クルマのエンジンがストレスなしにすごく回るようになったとしたら、
楽しいからもっと回すやんか。
それなのに、辛抱されたら困るワケ。
「ここが面白い味のところなのに止めるなよっ!」っていう感じやろねぇ。
BBSにも返事で書いたけど、暑いのに扇風機も使わずに我慢して熱中症になって、
救急車で運ばれる人たちが多いでしょ。
それって必要のない我慢で、”上”的には賛成しないね。
それと同じようなことが、燃費に関してもあるみたい。
きさ:
なゆちゃんはクルマの免許持ってたっけ?
なゆ:
持ってないです。
きさ:
バイクも乗らないの?
なゆ:
乗らないです。
私が住んでるところは交通の便がよくて、
大学時代は周りの友達も免許取ってない子が多かったので、
「免許取って当たり前」っていう感じではなかったですね。
取るにはお金が沢山かかりますし、クルマがなくても不自由なく暮らせるので、
お金を貯めてまで取ろうとはなかなか思えなくて・・・。
きさ:
やっぱり僕らの世代とは全然違うんやね。
僕らの時はね、面白いから遊びでみんな取ってたんだと思う。
高校時代から免許取るためのアルバイトをしてたよ。
昔から10万、20万円ぐらいかかったからね。
なゆ:
それでも今よりは安かったんですね。
きさ:
今は30万円ぐらい?
なゆ:
そうですね。
きさ:
僕、昔アラスカに仕事でよく行く機会があったんやけど、
まあ仕事と言ってもほとんど遊びだったけどね。
トータルで半年以上はいたと思う。
アメリカで生活するためには身分証明書が必要で、
写真付きで英語の身分証明書があったほうが、何かと便利やねん。
それで身分証明書を作ろうと街に出たら、
写真屋さんに「身分証明書」って看板があって、
カラー写真撮ってカード作るのに30ドルって書いてあった。
それで友達に「免許証取ったらいくら?」って聞いたら、「18ドル」って言うねん。
「写真付きで18ドルか?」って聞いたら「そうや」って。
なゆ:
えぇ〜!安っ!!
それ、免許取ったほうが絶対お得じゃないですか!(笑)
きさ:
僕、ケチやから、それなら免許証取ろうと思って取った(笑)
国際免許を持ってたから別に必要はなかったけど、
身分証明書が欲しいから取った訳。^^;
警察に行ったら「英語で取るのか?」って聞かれて、
「簡単な英語だったらわかるよ」って言って、18ドル払った。
試験は辞書が持ち込み可能で、
テストみたいな文章が10ページぐらい印刷してある問題集に挑戦したんだけど、
それがわからないねん。
なゆ:
それは難しくて解けなかったんですか?
きさ:
現地に住んでる人には簡単やけど、保険の話とか、救急搬送の話とか、
救急車が来たらどうするのかとか書いてある。
それについて書いてあるんだろうっていうくらいはわかるけど、
答えに辿り着けなかった(笑)
すごく勉強して準備して、こんなに勉強したことないってくらい
徹夜で詰め込んで挑戦したけど、不合格だった。
それで、もう一回チャンスがあるって言われて、
今度はテレビ受験っていうのをしたんよ。
テレビ受験のほうが、英語を早く喋られたらわからないだろうと思って、
難しいと思ってたからペーパーテストを受けたんだけど、
テレビ受験のほうがめちゃくちゃ楽だった。
例えば、白の長い杖を持ってる人が映像に出てきて、
「この人はどうして長い杖を持ってるんですか?」っていう問題とかね。
「目が見えない」ってのが答えだけど、それって世界中で共通やんか。
その手の問題ばっかりだった。
なゆ:
見ればわかるっていう?
きさ:
そう。わかる。
あとは「Yes/No」がわかったら、答えられるようなテストだったよ。
それで合格して、実技もしたけど簡単だったから免許取れて、18ドルで済んだわけ。
きさ:
アラスカって、免許証取って欲しい州やねん。
何故かというと、寒い時期に外を歩いたら死ぬから、クルマで移動してほしいってこと。
知人の奥さん(日本人)が、雪降ってる時に傘さして買い物に行ったんよ。
そうしたらすぐに通報されて、パトカーに乗せられて帰ってきたくらい、
歩いてたら危険な訳よ。
それくらいの場所だから、英語を喋れても喋れなくても、
とにかく免許を取ってくれっていう考え方なんやろうね。
なゆ:
みんなに取って欲しいから、それだけ安くしてるんですか?
きさ:
そうだと思う。
それに写真撮っても、実際はそんなにお金かからないやん。
スマホにもみんなカメラ付いてるくらい、写真って今はどこにでもあるでしょ?
本当は免許証取るのにお金はかからないのに、
日本にはそれで天下りが生活できるシステムやから、お金がかかるって話やん。
なゆ:
儲けるには、やっぱり30万くらい取らないと儲からない?
きさ:
教習所を作って、人を雇って、教官は危険な目にも遭うから、
それだけのお金がいるだろうとは思うけどね。
でも、ちょっと高すぎると思うな。
なゆ:
免許のために30万貯めるとなると、ちょっとなぁ・・・。
半額くらいだったら、気軽に取ろうと思えるんですけどねぇ。
きさ:
友達の子供に「どこで免許取ったらいいか?」って聞かれたら、
僕は「アメリカで取れ」って言うやろうね。
アラスカのテレビ受験、今は日本語もあるのとちがうかなぁ?
昔でも5ヶ国語くらいあったよ。
ただ、ロサンゼルスとかニューヨークだったら、もっと高いと思う。
ヤクザな外国人とかも取りに来るから、試験も難しいし、若干厳しいみたい。
なゆ:
日本語だったら尚更簡単に免許取れちゃいますね。
私もアラスカ行きたい〜〜(笑)
(終)