形骸化

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「単純・複雑な言語」の続き)

きさ:

共産主義っていうのは、
パァー!って後光が差すように高まった時期もあったかも知らんけど、所詮徒花やな。
奥行きもなければ、繊細さも欠いてる。
だから、ポルポトみたいなのも共産主義として許容できたのと違うかなぁ?

つる:

私の中の「共産党」っていう言葉のイメージは、
「困ったらみんなで助け合いましょう」みたいなモノだったんですけど、
実際の共産党主義的な世界を見ると、上辺だけで実質は全くそうなってませんよね。

きさ:

うん。

つる:

このあいだ、「経済」の元々の意味はなんでしょう?という話で、
経済・・・「経世済民」「世を直し、人を助ける」
economics・・・「nomos, “custom” or “law”最小単位の」「oikos, “house”共同体」
というのがほんとうの意味だと聞いたんですが・・・

つまり「助け合ってやって行きましょう」という意味に私は受け取ったんですが、
現在は「お金の巡る生産活動」みたいな意味としてしか使われていない・・・
それっておかしいよねーって。
元々の、ほんとうに大事にしたいところがスコーンと抜けちゃってて、
簡体字みたいに外側の殻だけ、形骸化したモノだけで動いちゃってる気がします。

きさ:

うん。数字だけになっちゃった。
コクヨの伝票やな。

つる:

それは、共産主義も・・・

きさ:

そう。同じ。
しかも、わからん奴がわかるように、簡単にしてしまった。

つる:

わからない人にそうまでしてわからせる意味ってあるんでしょうか・・・

きさ:

意味があるとかないとかは関係なくて、
共産主義という仕組みが意味を持っているんやろうなぁ。
まぁ、門居やね。
ボンクラに合わせたんや(苦笑)

つる:

わからない人は、わかるようになるまで育ててナンボなんじゃないんでしょうか?

きさ:

う〜ん・・・どうかなぁ。
例えば、お利口さん指数があったとするやん。
この中には、ようやく日本語を普通に喋れる人から、日本語を良く喋れる人、
普通に学校に行ける人、普通に大学に行ける人、大学の先生になれる人、
お利口さんGe3値が122pの人・・・そんなふうにいろんな段階の人がいるやん。
これの分布図を見たら、やっぱりこの辺の100前後が多いやろ?
その一番多いレベルを、60とか40とか、下に持っていったんやろ。

つる:

そうすると、国家という形を維持する為に楽なんですかね?

きさ:

従うやん。言うこと聞くやろ?
ピーって笛吹いたら、あっち向くやん。
それが共産党の陥った世界。

つる:

考えないようにしたほうが、便利。
それって日本の教育も・・・うわ〜・・・

きさ:

カンボジアのポルポトとか、あの辺の教職員をみんな殺したのも、ヤバイからやん。

つる:

賢くなってもらうとヤバイ。

きさ:

お利口さん指数の一番多いとこは、レベルを下げるには邪魔。
いてもらったら困る。
それは、イスラムの原理主義者達も同じ。
考えるな、袋被っとけ、やろ?

つる:

袋・・・(苦笑)

きさ:

女の人に黒い袋被せて、それが礼儀だなんて、そんなのマンガやん。
男の人が紙袋被って歩いてみ?
どれだけオカシイことかわかるやろ?
あの文化でそんなふうに残ってるモンは、完全に形骸化してるよね。
形だけ残ってる。

(中略)

つる:

「考える」「考えてない」っていうキーワードが、ここのところ、
ほんとうにしみじみ・・・出てくるんですけども・・・

きさ:

なんでいろんなところに出てくるんやと思う?
考えないとアカンからやろ?(笑)

(終)

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