平等・不平等

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「わからないのも1つの能力」の続き)

つる:

わかる・わからないの話に戻るんですが、よくあるなぁと思うのが、
みんな、わからないことはわかりたいんですよね。
目の前にわからないことがあるのが気持ち悪いから、スッキリしたい。
でも、ホンマに知りたいことじゃないことも・・・
なのに聞く、わからない、スッキリしない、イライラする、
わからないからもっと聞く、あるいは全くその方向を閉ざしてしまう・・・

きさ:

それは病気に近いモンやと思ってるよ。
本来子どもの時に閉ざす能力を閉ざしてないんやと思う。

つる:

性格の質(たち)ってやつですか?
子どもが「どうしてどうして?なんでなんで?」って聞く・・・
それが終わってないってことですか?

きさ:

だから、フュージョンみたいなダミーを作っていくんやと思う。
それが「ホンマに病的や」って判断されるレベルに達したのが、
分裂症とか多重人格とかになってしまうんやと思う。
自分の中に壁を作って、嫌なことがあったら逃げていく先を作る。
まさにバーチャルマシンやな。
それで、control+Cで覚えたことを、
次の人格に繋げることができるタイプとできないタイプがある。

つる:

ああ〜、ありますね。
人格入れ替わったら覚えてないタイプが。

きさ:

全部覚えてる人格と、覚えてない人格があるやろ?
あれはそういうこと。
インターフェイスを持ってる人と持ってない人がいて、人格を増やしていく人もいる。
それは幼児期に作り方を癖みたいに覚えてしまうねん。
そういう人に前会ったけどね。
その人は知恵遅れとして周囲に判断されてる人だったけど、
会って話したら別に知恵遅れじゃなかった。
でも、頭の中に60人くらいいたよ。

つる:

そうしたら足らないですね。
頭のCPU、ワークスペースが足りないし、
一つの人格が覚えたことを他の人格が覚えてなければ・・・

きさ:

一生懸命動くけど、ゆっくりしか動けないから、そう判断されちゃうねん。
消したらいいんだけどね。
僕が会った人は、嫌なことがある度に別人格を作っていく人だったよ。

つる:

今の話って、人間としての権利は平等だけど、能力は平等じゃないのに、
権利が平等だから、能力も平等だろうって思い込んじゃう人の話と、
根っこの方で繋がっているような気配がしますね。
「違いを認識したくない」ってところと、
「嫌なことは線の向こう側に置きたい」ってところが、うすらぼんやり被るような・・・

きさ:

平等っていうものが間違えて教育されちゃってるんやろうなぁ。
誤解されてるっていうか・・・

きさ:

あのね、人間が作ったモノは平等だよ。

つる:

機械とか生産物?

きさ:

なんでも!
評価も、「ここは自分の家」みたいな権利も、人間が作ったモノは平等。
お金を払ったら同じだけの土地と家が買えるよ。
それは人間が作った約束事・・・
取り決めとか法律に従うか従わないかも含めて、みんなには平等に開かれてる。
その法律に従わなくてシバかれるかどうかも平等。
ヤクザに頭シバかれに行くかどうかも平等にある(苦笑)

つる:

選択できるよってことですよね。
頭シバかれに行くっていう選択をするか、
頭シバかれたくないから行かないっていう選択をするか(苦笑)
それは平等に選択できる。

きさ:

うん。
でも、能力っていうのは、背が高いか低いかみたいなモンで、選択できないよ。

つる:

本人が望むか望まぬかには関わらず、持ってるモノですもんね。
頑張って獲得した能力もあれば、元からある能力もありますしね。
さっき話した、クルマでもオーディオでも
わかるか・わからないかの感度があるなしの話は、能力ですか?

きさ:

うん。

つる:

「わからないっていうのもひとつの能力だ」というのもここに含まれますか?

きさ:

うん。
ちょっとした騙しの手口には強いとかね。
頑固やから(苦笑)
人の言うことを聞かないっていうのは、政府の言うことも聞かないから強い、とか。
そういう能力。

つる:

(苦笑)

きさ:

その能力をどう使いこなすかは、平等に開かれてる。
「あの人の能力は私にはないから不平等だ」って、そんなの関係ない。
どこから人間のその辺がおかしくなってきたのかよくわからないけど、
大根でも種蒔いて芽が出てきたら、大きい芽と小さい芽があって、
小さいのを間引きするやん。
大根っていうシンプルな植物ですらそんな差があるのに、
どうして人間っていう複雑な生き物が「同じ能力がある」
「差はないはずだ」って思えるのか・・・それがわからない。

つる:

個人個人、能力が違いますもんね。

きさ:

クルマくらい高度な製造技術と管理下で作られたモノですら、個体差があるんやで。

つる:

アタリ、ハズレみたいのがあるらしいですねぇ。

きさ:

なのに「人間はみんな同じ」ってみんな思ってるのがわからない。
医者ですら「コレ飲んだら頭が痛くなくなるはず」って・・・
そりゃ統計的に見たらそうかもしれないけど、
痛くなくならない人もいるんだってことが
どうして受け入れられないのかがわかんないね。

つる:

前にある人に「わかる人は2割で、わからない人は8割だよ」って話をした時に、
「それって選民思想じゃないの?」って言われてびっくりしたんですよね。
違いを理由に、大根みたいに間引きされる側、する側に分かれるとかいう話は、
能力とはまた別の権力の話ですよね。
私が話したのは、能力の差、ただの「違いがあるよ」っていう話だったのに。
そこで「選民思想だ!」って話に陥る人は、
権力の平等の話と能力の平等の話とをごっちゃにしてるんじゃないですかね。

きさ:

ごっちゃにする人、早とちりする人、多いね。

つる:

能力の差が権力構造の上にいられるかいられないかに繋がることは
ままあると思いますけども(苦笑)
それことれとは別の話だよ、と。
考える時は短絡思考に陥らないよう、ひとつずつ考えないとですねぇ。

(終)

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