猫頭の回路:2

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きさ:

この間、アナウンサーのお化粧がひどいっていう話をしたやんか。
それに関連して、今度はおっちゃんの話。
明らかにカツラだってわかるのに、平気でテレビに出てくる人っているやん。
そういう人って、バレないと思ってるねん。
アナウンサーはよく笑いを堪えて応対してるなと思うけど、やっぱり触れたらアカンことなんやろうな。
おたふくみたいなお化粧と構造はまったく同じやね。

そういえば昔、大阪の日本橋に有名なおじいちゃんがいた。
そのおじいちゃんは電気屋の店主なんやけど、頭に靴墨を塗ってはるねん。
テカってて明らかに靴墨だとわかるけど、それでもいいんやろうね。
それで普通に店の商売をしてはったよ。

なゆ:

髪の毛がまったくなくて塗ってるってことですか!?

きさ:

そう。なんで塗ってるのかわからない(笑)
塗ってることで安心感を持てるのかなぁ?
でも「すみません、あれ売ってる?」って聞いたらちゃんと答えてくれるし、普通のおっちゃんだよ。

それで、要点は「わからない」ってことやろうね。
料理の味のことも一緒。
味がわかる人はうるさいけど、大概の人はどうでもいいみたい。
香水やお化粧もそうやね。
目がシバシバするくらい香水をつけてる人って時々いるけど、真面目にわからないからやってるのやろ。

なゆ:

匂いものは嗅覚が麻痺しますからね。

きさ:

ずっとやってるから麻痺してるのやろうな。
スマホにセンサーでも付いてたらいいのにね。

なゆ:

麻痺するっていうのも、頭の中の回路ができるのと同じようなことですよね。

きさ:

多分ね。
魚屋さんなんか、魚には痛点がないって本気で思ってるもんね。
そんなわけないでしょ!って思うけど。
ミミズだって踏んづけたり切ったりしたら、痛がってのたうつやん。
魚はもっと痛いはずだけど、寿司屋なんか平気やろ?

なゆ:

生きたまま油の中に入れたりとかしますもんね。

きさ:

だから、わからないのやろうな。
それをもっと広く考えたら、わからない人はある意味ちょっとヤバいと思う。
プーチンさんなんかその典型でしょ?
多分、習近平さんも同じ、わからない人たちだろうね。

なゆ:

それは慣れなんですかね?
それとも最初からわかってない?

きさ:

わからないから上に行けてるのやろ。

きさ:

インドで40階建てのビルを自分のためだけに作った大金持ちの人がおるやん。
そのビルは貧民街の中にあるねん。
これもわからない類の話だと思う。

なゆ:

そのビルは全部自分のものってことですか?

きさ:

親戚も住んでるんだと思うけどね。
でも、そんなことをしたら標的になるでしょ?

なゆ:

普通に考えたらなりますよね。
わざわざ貧民街にそんなものを建てるって、どう考えてもヤバいですよ!

きさ:

ヤバいよね。
目立たないようにすればいいのに、わからないからそんなものを作るのやろうね。
プーチンさんの御殿もそうやろ。
世の中はわからない人たちの間でやりとりされてるのやろうな。

そして、インターネットとかでそういうのがだんだんバレてきてるんだと思う。
だから、知らなくていいことをみんな知ってるやん。
そのいい例が、フィリピンのマルコス元大統領の奥さんのイメルダさんの話。
彼女はものすごくたくさんバッグを持ってて「そんなに手があるんかい!」ってよくおちょくられてた。
靴も何千足も持ってたよ。
でも、それをなんで世界中のみんなが知ってるのかって話だよね。
そんなの知る必要もないやん。
無駄なことをやってるなぁと思うよ。
それは、猫頭よりもラクダ頭に近いと思うな。

なゆ:

新たな頭が出てきた(笑)
でも、世界中にそんな人いっぱいいますよね。

きさ:

みんなあからさまになってるから、情報に麻痺しないよう僕らも注意しておかないとアカンやろうね。
やっぱりアホはアホって見極める力が必要やろ(笑)
残念な社会が始まってるよね。
アホはアホと認める力・・・なんやねんそれ!って思うけど(笑)

なゆ:

わけがわからない!(笑)

きさ:

でも、大真面目で必要だと思うな。
特にメディアの人、テレビ局の人なんか、毎日いろんな専門家を呼んできて、いろんなことを1時間近く議論してるのに、キャスターとかは関心がないねん。
それはなんでかって、多分、今を乗り越えることに精一杯なのと違うかな?
スケジュール通りにコマーシャルを打っていくことに必死で、内容なんか聞いてない。
それってラクダ頭と違う?
猫頭より悪いよね。

自衛隊の元統幕長が時々テレビに出てくるけど、その人の話はわかるねん。
わかるように伝える力がなかったら軍が全滅するから、そんな人は偉い役職に就けないのよ。
それに比べて、学校の先生やアナウンサーは、そういう淘汰を受けてないみたい。
別に死なないから、まぁせいぜい給料が下がるくらいで生きてるからね。
でも自衛隊は、全滅か生きるかの差があるから、説明がわかりやすいんやろ。
教師って、何言ってるかわからない人、いたでしょ?

なゆ:

あぁ、毎年一人以上は絶対いましたね〜(笑)

きさ:

あれは多分、自分でわかってないのやろ。
わかってたらもうちょっと上手く説明できるはず。
説明が上手か下手かっていうのは「あれ、これ、それ」と相当関係すると思うな。
自衛隊とか軍隊関係の人は「あれ、これ、それ」がおかしかったら全滅するから、上に上がっていけない。
だから軍隊の人はすごいなって思ってるわ。

その目で見ると、ロシアは何度も同じことを繰り返してるみたいやね。
戦車も来たら止まらずにみんな海に沈んでいく。
飛行機も何度落とされても飛んでくる。
なんでなのかよくわからないけど、ロシアの人たちにそういう伝統があるのかな?
「やるまで乗り越えろ」とか「文句を言ったらアカン」とか、そういう特有の染み込んだ法則があるんじゃないかと思ってね。
だから、同じところに何回もはまっていくわけ。
待ち伏せされてるのをわかってるのにまだ行くっていうのは、理解できないよね。
なんかダチョウみたいやん。
前の人が歩いていくから、自分も歩いていくみたいな。
今なんかもう武器も無くなって、スコップを持って戦えって言われてるらしいやん。

なゆ:

スコップで頑張ってるんですか!?

きさ:

そう。
それで、ウクライナ軍1人にロシアは5人くらいやられてるみたい。
だから、第一次と第二次世界大戦の犠牲者を全部足した数より、この1年間の犠牲者の方が多い。
わけがわからないよね。
まぁ、プーチンさんはもう終わるけどね。
早く引き下がってほしいね。

なゆ:

一刻も早く終わってほしいです。
じゃないと、この世の中のひどいマイナスエネルギーがずっと続いちゃうから・・・。

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