(「人の庭:1」の続き)
りこ:
人の庭を認識できるっていうのも、一種のハードル?
きさ:
越えないとダメなハードルやろ。
だいたい日本人は越えてないからね。
概念がそもそもないのかもしれないよ。
りこ:
ないない(笑)
私なんか、母親に「冷たい娘」って言われてた(笑)
きさ:
冷たい人間にしか、この話は意味ないのかなぁ・・・?
りこ:
え!?(笑)
冷たい?やっぱり?
きさ:
うん。
りこ:
腹心の友にも「割り切り方が羨ましい」って言われてます。
きさ:
僕はずっとそう言われてるからね。
あき:
みんなここ(背後)に刀持ってるよね(笑)
りこ、あき:
(爆笑)
きさ:
あきちゃんもそう言われてる?
あき:
え〜、私そんなの言われたことない〜。
きさ:
ベトーーとしてるのいるでしょ?
あき:
ベトーーとしてるのとは、付き合えない。
りこ:
だから、言われたことない。
きさ、りこ、あき:
(爆笑)
あき:
そもそも、
りこ:
周りにいない!(笑)
きさ:
寄ってこれない、近寄るな!って(笑)
りこ:
あきちゃん見てて気づいたのは「子供にベタベタしてない」ってこと。
私の友達もそうなんですけど、人の庭をわかってるからかなって思った。
世間では「子どもは自分の体の一部」っていう人もいるじゃないですか。
それが全然ない。だから、子供の話を聞いても面白い。
あき:
オチのない話はしないから!
りこ:
(笑)
ただ、パートナー(夫)っていう存在には陥りましたね(笑)
きさ:
だれや!(笑)
具体的に述べよ(笑)
りこ:
元夫しかいませんヤン!(汗)
あの時は若かったし、人との距離感がおかしかったから、
夫とは一心同体的な感覚でいましたからね。
ずっとしんどかったですね。
ものすごくしんどかったです。
鬱で、老人性不眠症みたいになってました。
六甲道のGe3セミナーに通い始めるまでは、ずっと体調悪かった。
Ge3の仕事に関わり始めてから、
しばらくして人との距離感がわかるようになってきて。
離婚してからは吹っ切れて、どんどん楽になりましたね。
結婚というか、夫(パートナー)の存在は割り切るのが難しいです。
あき:
日本って、一心同体が美徳な感じに語られてる?
りこ:
アジアって、儒教の国って、一心同体な感覚じゃない?
きさ:
それが、これまでは世の中が安定するためには必要やったんやろうなとは思うけどね。
りこ、あき:
(納得)
きさ:
人の庭は、Ge3の踏み絵的ポジションにあるよね。
わからない人には無駄だからやめようって話。
りこ:
わからないっていうより、例え知らなくても、
話を聞いた時に「あ、そうなんだ」って認識してもらえればいいんだけど、
認めたくないっていう姿勢なら言っても無駄ですよね。
(終)