自作したものが一番美味しい

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きさ:

30年くらい前に初めてベーコンを自分で作ったんだけどね。
和歌山県の山奥でベーコンやハムを作る会社を作った人がいて、その人に話を聞いた。
ベーコンって、燻製したら水分が飛ぶから軽くなるよ。
軽くなったら、会社としては損でしょ。
もともと200gの肉だったとしたら、200g仕入れても100gしか作れなくて、損するやろ?
それでどうするかというと、水を入れるねん。

なゆ:

ベーコンに水を?
燻製したあとに?

きさ:

燻製する時に水を注射器で入れるねん。
だから柔らかいベーコンができる。
大メーカーはほとんどやってるよ。

なゆ:

そうなんですか?!
ベーコンって柔らかいものなんだと思ってました・・・。

きさ:

それを聞いて僕も「なんやそれ?!」って思ってね。
「それなら自分で作った方がいいのと違うのかな?」と思って、
作り方を調べて、マンションのベランダで燻製を始めたんよ。
すると堅い燻製ができて、ベーコンとして料理に使うと、
上品な味じゃないけど肉の味がした。
それを食べてると、スーパーのベーコンは食べられないのよ。
「なんか薬が入ってふやふやしてる」って思っちゃうから。

だから何年間も、3ヶ月に一回くらいベーコンを作ってたんだけど、
今年はもう作るのが面倒くさくなって、倶楽部員に上げた会社を見つけて買った。
そこのベーコンは、堅くてものすごく重かったよ。
そういう風に、ほとんどのものは自分で作った方が美味しい。

なゆ:

野菜とかも家で育てた方が美味しかったりしますよね。

きさ:

うん。
でも「野菜を作ってる農家の人たちが一生懸命じゃないのか?」って考えると、
一生懸命やってはる。
なのに、なんで美味しくない野菜ができちゃうのかね。
どこかで不明なエネルギーに汚染されているのかな?
それとも、何かが抜けるのかな?
不要な競争にエネルギーが浪費してしまっている野菜なのかな?

例えば、まっすぐなきゅうりとか、虫がいないキャベツとかね。
虫がいないのは大切なことかもしれないけど、美味い方がいいでしょ?
「美味しい」っていう優先順位が5、6番目になってる気がするね。
箱に入りやすいきゅうりとか、
要するに規格の中に入れた方が良いモンだっていう、変なランク付けができちゃう。

だけど今度はそれに逆らう人たちがいて、「曲がったモンが美味い」って出してくる。
美味いモン出してくるのはいいけど、
こっちは別に曲がったモンが食べたいんじゃないわけよ(笑)
ホンマに笑い話みたいな世の中になってしまってるね(爆)

なゆ:

逆のことをしてくる人ってどこにでも絶対いますよね(笑)
「そうじゃない!」っていう(笑)

きさ:

「正しいけど、こっちから見たら全然違うよ!」っていう話やん(笑)
「根本的なところに戻ってちゃんと考えようよ」っていうのが、
Ge3が言ってることなのかな。
考えられる人と考えられない人がいたら、
少なくともGe3の周辺の人は考えられるんだから、
考えない頭になってるとしたら、そのタガを外そうよっていう話やね。
そんないらないタガは、はめてても仕方ないと思う。

なゆ:

考えられなくなってる人に「考えられるようになろうよ」って言って、
伝わるのかどうかが、またなかなか難しい問題じゃないですか?

きさ:

それを考えてると病気になるから(笑)
わからない人は仕方ないと思うな。

なゆ:

そうですね(笑)

(終)

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