ギャンブル依存症

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(「カジノで活性化!?」の続き)

きさ:

カジノなんか連れて来られたら嫌だなって、なんとなくみんな知ってるやん。
家の隣に来たら嫌やろ?

なゆ:

絶対嫌ですよ!何が何でも引っ越します!(笑)

きさ:

ゾンビみたいなヤツがウロウロするねんで(笑)
あの人たちは、泊まる金がなくなってまでカジノする。
だから、その辺に草むらがあったら寝る。
あの人たちは本当にゾンビやで。

なゆ:

それがギャンブル依存症ってことですよね。

きさ:

うん。日本は昔からギャンブル依存症が世界でも高い方らしいからね。
要するに頭の中が「だんじり」。
なんかパーッと燃え上がってしまう感じがあるんよね。
それになると、もう他のことは関係なくなるみたいよ。

昔、和歌山でちょっとの間仕事してたことがあるねんけど、
その時に来てた人たちの中で、ギャンブル依存症が2人いたよ。
競艇で家を3軒くらい失くしたと言ってたw。
家を1軒失くしたら、親戚とか親兄弟が家をもう1軒あげるんよね。
まあ、お金持ちだったんやろ。
それで3軒くらい失くなって、ようやく絶縁されたのかな。
それって異常やろ?

なゆ:

家をもらえるっていうのがまず普通じゃないですけど・・・
家を失ってまでギャンブルをするなんてありえないですよね。

きさ:

うん。
それと、四国の大王製紙の御曹司がおったやん。
お金をカジノで使い込んで、100億くらい擦ったんかな?
韓国のカジノができた時に引っかかったんよ。
もう完全に依存やろ。
依存は病気なんやけど、病気ってどんな状態になるか想像つく?

なゆ:

うーん・・・そもそもなんで依存症になるのかがよくわからないです。

きさ:

何度も何度も繰り返すうちに麻痺してしまうみたい。

なゆ:

自分の思考よりも、麻痺した感覚が勝ってしまうってことですよね。
私には考えられない状態ですけど、すごく怖いですね・・・

きさ:

立ち食いのフランス料理をバカにして何回も言ってるけど、
彼らは美味しいものに反応するんじゃなくて、高いものに反応してる。
「今食べてるのは6000円するで!」って、何が6000円かわからないわけ。
「これは6000円するフォアグラや!」とかね、
フォアグラを腹一杯食べたら、絶対病気になるって。
でも、彼らにはそんなの関係ない。
誰がその値段をつけたのか知らないけど、
6000円っていうところに反応するようになってくるから、立ち食いでもいいのやろ。
それと同じことがやっぱり博打にあるよね。
しまいには立ち食いの博打ができるよ。

なゆ:

立ち食いの博打!? 考えただけでも恐ろしいですね。

きさ:

うん。
サイコロと丼があったら博打できるからね。
それがチンチロ賭博の世界やんか。
そういう危ない人たちは、もう何でも博打にするよ。
握るって話、聞いたことない?

なゆ:

握る?

きさ:

賭け事するのを握るって言う。

なゆ:

あぁ〜、はい。

きさ:

例えば、野球で握る、ゴルフで握るとか言って、
綺麗なゴルフのスタイルしたおっちゃんが、ゴルフクラブ持って握り合いしとる。
それで、1回について10万くらい動く。
日本でゴルフ場が流行ってるのはそういうこと。博打やねん。
そうじゃないと面白くないみたい。

だいたい同じ傾向の人がいろんなところに出入りしてるみたいよ。
僕は幸い賭け事に興味ないし、そんなところにも出入りしないから、
そういう友達も少ないけどね。
出入りする人たちは、目の色が変わるよ。ホンマに目の色が変わる。
なんでも「握ろうか?」って言う。恐ろしいと思うけどな。
でも、それがお金儲けだと思ってるんやろなぁ。

なゆ:

競馬とかも好きな人は好きですもんね。

きさ:

そりゃ、馬見てたら綺麗やよぉ。
綺麗だけど、あの人たちの世界って、それは見ていない。

ゲームなんかに依存してる人も、同じような傾向があると思うな。
例えば「ポ○モ○GO」で、ウワーッと人が集まるやんか。
見てて背筋が寒くなるけど、やってる人たちは必死になって行くやろ?
ああいう風なものの感性が頭の中にできちゃうのと違う?
なんでもブームになったら必死になる人っているやん。
例えば、iPhone7が出たら、3日前から徹夜で並んでるとかね。
どうしたの?って思う。気色悪いよね。
でも本人は、気色悪いってのがわからない。

それが、さっきの「ふるさと納税」と繋がっている。
Ge3のユーザーでBBSにいろいろ書き込みしてくれてる人たちが、
どれだけの確率でふるさと納税をやってるか、調べてみたら面白いかもしれない。

なゆ:

きっとやってる人もいますよね。

きさ:

いると思うけど、そのネタが全然上がってこないやろ?

なゆ:

そういう話は出ないですね。

きさ:

だから、関心が薄いのと違うのかな?

 

きさ:

お正月のデパートに行ったら、福袋ってあるやん。
2万円コースとか10万円コースとかあって、
その中に20万円相当が入ってますとかよく言ってる。
僕は、そんないらないモンもらって嬉しいのかな?と思うねんけど。

なゆ:

ほぼいらないものしか入ってないですもんね(笑)

きさ:

うん。それが嬉しい人って、どういう仕組みになってると思う?

なゆ:

得した気分になれることが嬉しいとか?

きさ:

僕たちは、それが判らない人達なのですよ(笑)
毎年みんな奪い合いしてるでしょ?
福袋が流行ったのは、僕が中学生くらいの時だったかな?
みんなウワーッとなってて、「なんかなぁ・・・」と思ってね。

で、ある時たまたま通ったところに1000円の福袋が売ってて、
1000円持ってたから買ったんよ。
そうしたら、セーターとか帽子が入ってた。
確かに普通は1000円では買えないよ。
でも、どれもいらなかったから「なんや、意味ないやん!」と思って、
そこらにいた姉ちゃんに譲ってあげたんやけど、もう目の色が変わってたよ。
だから、あの人たちはものが嬉しいんじゃなくて、金額の数字が嬉しいんやろうと思う。

なゆ:

例えば、1万円分を3000円で買えたとか、その事実が嬉しいだけなんでしょうね。

きさ:

いらないモンを3000円でもらったって、
要するに3000円払ってゴミ箱になりましたって話やと思うけどね。

なゆ:

そういう人たちって、「せっかく買ったし・・・」と思って、
入っていたものは一応使うんじゃないんですか?

きさ:

そんなの一目瞭然で大抵の人には判るってのが判らない!
バレると思ってもいない。判りやすいカツラのおじさんと一緒。
もうおでこに「3000円」って書いてあるから。どうかなぁと思う。

この話と、この間話したポルシェを「それ包んで」っていう世界とは、
同じ128pの話としても、プラス側とマイナス側で正反対の話やと思う。
本当に素晴らしいものを手に入れるのだから、
それで300万払って構わないと思ってるのと、
「なんか判らないけど300万円を100万円で買える袋を手に入れたい!」
っていうのとは、全然正反対のところに居てはると思うね。

(終)

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