広い視点で考える

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「陥りやすい罠」の続き)

つる:

まず、フウチを「するか、しないか」があって、
その次に「できるか、できないか」になって、できるようになった人は、
「フウチで調べた結果が全て合っている」になりがちなんですよね。
調べた結果がどれくらいの割合で合っていて、
どれくらいの割合で合っていないかも確認しないと。
もし合っていないとしたら、何が合っていない原因なのか、調べることが大事ですよね。

質問や考え方とか、どの要素がどれくらい適当でなかったのか、
修正するだけで済むのか、足りない要素があるのか・・・
そこを考えるのを端折っちゃう人が多い気がします。

なんで確認しないんでしょう?
「これ合ってますか?」って誰かに確認したらいいだけですよね。

きさ:

確認せずに、がーっ!と行っちゃったら、怖いよ。

つる:

その「誰か」が周囲にいないんですかね?
もちろん確認する相手がちゃんとしたところに繋がってるのが前提ですけども。

きさ:

そのためにBBSやセミナーがあるんだけどね。

つる:

みんなで確認できる場ですよね。
たくさんの人の意見を貰えると、
自分の偏った考え方にある穴を埋めることができそうです。

きさ:

うん。だからどんどん利用したらいいと思う。

つる:

いろんな視点があると、自分だけじゃ見えなかったモノが、
いつだって見えてきますもんね。
「三人寄れば文殊の知恵」ですかね?

きさ:

いつだって視野の狭さを自覚してたほうがいいね。
それで足りないとこは補えばいい。
狭いとこから抜け出て、より広い視点でモノを見た時に分かることが多いから。
ちまこい世界の重箱の隅ばっかり突いてても仕方ないやん。

つる:

確認せずに「もっと、もっと」って調べていって、盲目的になっちゃうのは、
人に話したくないことを調べてるから?
素直に話すのに抵抗があるから?
まぁ、調べるのは面白いですからね。
いろんなことがわかるのは、とてもとてもおもしろいので、
エネルギーの足りる限り、どんどん調べたくなる気持ちはわかります(苦笑)

きさ:

問題はその後やね。

つる:

「わかったつもり」がやばい?

きさ:

短絡思考に陥るのはやばいね。

つる:

じゃあ、できるだけトリッキーに、できるだけいろんな角度から、
思考や情報を観察できたほうがいいみたいですね。

きさ:

広い視野でね。

つる:

うはははは(笑)
なんだか科学の実験の検証みたいで、めっちゃおもしろいですね(笑)

つる:

例えば、自分の質問の仕方や、他にもいろんな要素で、
「合っていない可能性もあるかも」って認識しながら、
調べた結果を情報として積み重ねていって、
確認できるまで様子を見るのはありですよね?

きさ:

うん。観察するのは大事やね。
例え手にした情報が合っていたとしても、
それは針の穴から覗いたくらいの情報量でしかないってこと、
全体の一部の情報でしかないってことを忘れないようにしないと。

つる:

針の穴から覗いた情報なら、たくさん集めれば集めるほど、
いろんな人の切り口があればあるほど、見える世界が広くなりますねぇ。
針の穴から双眼鏡の穴くらいにはなりそうです(笑)

きさ:

(笑)
あと、それと、役目があるからね。
自分が調べることが、どこまで自分の役目と関わってるのか、
よ〜く知っておいたほうがいいと思うな。

いろんな人が「自信」でできた「過信・慢心・盲信」の正三角錐で転がってる。
もちろん僕も転がってる。

つる:

きささんもですか。

きさ:

だから何回も死にかけるねん(苦笑)
かろうじて繋がってるのは、まだ役目があるからやろ。
熱心に宗教やってる人は、「盲信」のほうに行っちゃったら、
帰ってこない人が多いけどね。
一方通行やねん。

つる:

(苦笑)

きさ:

宗教には、楯突く人はいらないのよ。

つる:

「それってホンマか?」って言う人がいないってことですか?

きさ:

うん。そんなことしたら、宗教が成り立たないやろうなぁ。

つる:

もうそれは訊くまでもない前提だと決めつけちゃえば、
そこについては考えなくてもいいから、すごい楽ちん・・・
「それってホンマか?」って、突っ込む人がいないってことは楽だから、
考えたくない人はそっちにいきますよね。

きさ:

「宗教が終わるのは時間の問題や」っていつも言ってるのは、そういう意味。
国の成り立ちも、そういう意味では終わるね。
みんな今まで疑問に思わずにきたところを、疑問を持って考え始めてるから。
それで、疑問の調べ方を手に入れたんだから、
みんながどんどん調べていく時代やろうね。
隠してたことがどんどんばれていくよ(笑)

つる:

どんどんですか(苦笑)

きさ:

うん。どんどん(笑)

(終)

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