きさ:
今の「お百度参りだ」って話、オモロイわw。上耳噺に書いたほうがいいね。
りこ:
なんとなくお百度参りに似てるって感じまして。
きさ:
お百度参りもそうやろ?
「なんでお百度参りしたの?」っていったら、信じてるからするのやろ?
りこ:
信じてないとできませんよね。
きさ:
できないやろ?どうして98回でやめるのかな?
りこ:
数え間違い?(笑)
きさ:
そら、馬鹿でしょ(笑)
りこ:
「98回だったっけ?」「100回だったっけ?」って、
心配だったら余分に踏んでおきなさいっていうことですよね(笑)
きさ:
2回でも20回でもいいから、余分に行っておきなさいって話やね。
お百度の知識がなくても、アンタが言うように途中でやめたら、
倍返しで帰ってきても当たり前やなって思うでしょ。
でも、普通はそんなふうに思わないかもしれないね。
りこ:
普通は、98回分は効いてると思っているような気がします。
きさ:
でも、それはとんでもない話だよ。
鬼さんにハシゴ98段階登らせといて、あと2段階で「手がつながる!」のに、
「ぱーーん」と突き落とされたぐらい怒るでって話やね。
りこ:
あと、どういうコトがあるんでしょう?
きさ:
あの、生き仏じゃなくて、なんだったっけ?
りこ:
即身仏?
きさ:
即身仏もそうやね。
「ちり〜ん」って鳴ってるのに、「今やで〜」って知らせてるのに、
何かの事情で寝てて起きられなかったら、元も子もないよな(笑)
それで、本人(即身仏目指してる人)はそのまま死んじゃうし。
カミ(神)さんになれないわけだし。
で、その屍を飾りモンにされるわけ(笑)
これって、倍返しどころと違うよ(笑)見せモンになるよ〜(笑)
漆塗られて、テカテカに光らされて、コワイと思うで〜(笑)
「あきちゃん、ごめんなぁ(爆笑)」
あき:
どこにいるんでしょうね〜、漆塗りのワタシ(笑)
きさ:
東北(笑)青森県と仙台あたりにいるね(笑)
あき:
え? 2体も!?(笑)
きさ:
2体よ(笑)
あき:
2回やってるの!?
懲りないですねー、ワタシ(笑)
きさ:
あんたが懲りないのか、僕が懲りないのか、良くわからないけど(笑)
あき:
きささん、2回とも寝てた?(笑)
きさ:
1回は確実に寝てたな。
2回目はたぶん、トイレ行ってたのと違うかな(笑)
あき:
嫌やわ〜(笑)
きさ:
「ちょっと」って言って、どこか行ってたのと違うかな。
で、帰ってきたら「あれ?」って。
あき:
音鳴ってない(笑)
きさ:
そう。それで「じーーっ」と待ってる。
で、ほかの修行僧から「なんか臭ってきたよ」って。
あき、りこ:
(爆笑)
あき:
中で腐ってる〜。
きさ:
うん、腐ってるねん(笑)「ウジ湧いてまっせ」って。
「はよ埋めなさい」って、ないことにして(笑)
あき:
埋まってはるの?
きさ:
フタかけて、埋まってはる。
りこ:
そのままフタして土かけて・・・
きさ:
土も、もっと盛って(笑)出てこられないようにして(笑)
出てきたらコワイもん!ゾンビやもん!
「アンタ、寝たやろぉ〜〜」って。めちゃコワイ。
たぶん、土盛った上に石倒したと思うな。もう出てこないように。
(「お百度参り:2」に続く)